起業に関する話題

なかなか面白い話題があった。

下の記事は上の記事に対する返事として書かれている。
続けて読むといいと思う。


僕は今まで従業員数人の小さな会社に就職して、すこしづつ大きくなった。
その成長を見てきて、またその成長の一端を担ってきたと思う。
この二つの記事の両方に感じるところがあるのだが
下エントリで書いてある"続業"と書かれている部分。会社というものにとってとても重要な点。
個人でスタートして人を雇って、結果やめたいんだけどやめれないーなどという人もいる。
スキルがあったり、能力のある人は独立して個人で仕事をしてもなんとかなっている。
ただ、継続して続けるためのエネルギーが維持できず結果また会社員に戻ってしまう人も多い。


今のWebの世界のようなバブリーな企業を夢見る人がいるなら非常に難しいと思う。
何千万、何億というお金はそう簡単に生み出す事も集めることも出来ない。
ましてやそれを10年20年と続けるのは並大抵ではない。


結局起業している人間に共通するもの。
それは起業してなにかやってやろうという強い意志と行動力でありモチベーションである。
そして歳を重ねても目的を見失わないことである。


まあ自分で起業していない僕がいうのもおかしいし
サンプルをそう多く見たわけでもない。
自社も含めていくつか見て成功したり、また失敗したりしてるのを見て感じた結果である。


会社として地道に仕事を続けていけば、"食い扶持"としてはなんとかなるようになる。
しかし目的を失った起業は惨めである。
何かを成し遂げようという意思と目的をしっかり持ってやっていって欲しい。

いい話もある。

この記事自体はあまりいい話でも明るい話でもない。
日本の構造的な問題を述べている箇所がある。派遣ビジネスのくだりである。
しかしこれは派遣に限った話ではない。
請負ビジネスにも当てはまる話である。
複数レベルの下請け発注を行って、最終的にどんなところが実務を請け負うかわかったものではないのだが
かといって上流を担う大企業に必ずしも技術があるわけでも、もちろんない。


でも思うのである。
日本にはベンチャーは育たない、という話がある。
出る杭は打たれるだの長いものに巻かれろ的な日本人のメンタリティーから発生するものである。
起業というのは出る杭である。
若い世代がこういった面に魅力を感じチャレンジしていくこと。
社会構造に少しでも変化があるのなら、失敗してもいいからどんどんやって欲しいものである。